前回の記事 自分 DESIGN-1【準備編】自分をプロデュースする設計図を作れ! で、自分が向かうべき目標、夢が決まったら 具体的な行動に移ろう。
具体的な行動とは「ドリーム・ロードマップ」を作成することと、日々の「夢カルテ」をつける 習慣のことだ。1つづつ解説していこう。今回の記事では まず
「ドリーム・ロードマップ」について説明していく。

夢の地図「ドリーム・ロードマップ」
今いる場所がわからないと、今後どっちに進めば良いかもわからない。
だから 地図を作る。そして目指す場所をハッキリさせる。今いる位置も明確にする。
自分のいる場所と「夢のある場所、方向」を正しく認識する。そのために「ドリーム・ロードマップ」を作成するのだ。
「ドリーム・ロードマップ」は 2つ作る。これからの未来、人生を俯瞰する 大きな地図 と 一年以内に実現させる 短期集中の 身近な地図。
Bird’s-eye view(人生を俯瞰する 大きな地図)

A bird’s-eye view of life
人生を俯瞰する「大きな地図」を作る意味は、自分が鳥になった気分で、高いところから 客観的に自分の未来を見つめる。広い視野を持つことが重要だ。
この大きな地図が無い人の人生は ぼんやりしていて行き当たりばったり。その場その場で安易な方に流されがちになり、怠惰な日々を送りがちになる。今日やるべきタスクがあっても、飲みに誘われればついて行ったり、浪費や下世話な楽しみに日々を消費する。時間はアッという間にすぎ、10年、20年ーー やがて人生が終わる。
そうならないために、大きな地図を作成するのだ。
メジャー・リーグの大谷翔平 選手を見て欲しい。決して才能だけではない、日々の積み重ねをしている。才能だけであれば、彼と同等、もしかすると彼よりも潜在的なポテンシャルに恵まれた人はいるかもしれない。しかし、日々のルーティーンを積み重ねる大谷選手の姿勢は 他の追随を許さない。ゆえに孤高なヒーローになれたのである。
才能を活かせない人と 大谷選手の大きな違いは、Bird’s-eye view(人生を俯瞰する 大きな地図)を持っているか否かの差だと思う。
Bird’s-eye view(人生を俯瞰する 大きな地図)の作り方は、
BIG DREAM(Life Work)を設定する
まず 大きめの紙を用意して、紙の右上に BIG DREAM 大きな目標、場合によっては「Life Work」と呼ばれる 夢を描く。その夢が叶ったら楽しい。ワクワクする。ドキドキする。いつまでも考えていられる目標を書き込むのだ。
そして、その夢が叶う日付けも入れよう。10年後とか20年後、五年後とかでもいい。アバウトに、「これぐらいあれば叶うかも」という程度の目測でいいのだ。これの目的は「自分の人生の進む方向を決める」ということである。
人間、方向がわからないと彷徨う。
「なんのために生きているのか?」
「自分が生まれてきた意味は?」
そんな疑問に取り憑かれたことがあるだろう。それは目標設定をして、日々 それを実現するための行動、ルーティンをこなしている人にしかわからない。つまり、BIG DREAM(Life Work)を設定し、それに向かって進んでいるうちに浮かび上がってくるものが「自分が生まれてきた意味、使命」なのである。
これは ぼんやり生きていても浮かび上がってこない。昔、子供の頃にやった「炙り出しの文字」のように情熱の炎で炙らないと出てこない。

多くの人は、自分の価値を過小評価して生きている。本当は素晴らしいポテンシャルを持っているのに。凄いことが出来るのに。自分が好きな場所にたどり着けるのにーー
自分で自分の「小さな枠」を作り、無難に生きようとする。
だから自分の崇高な使命なんて見えてこない。時々、自分の中で「こんな人生じゃ嫌だ!」と叫び出したくなることがあるだろう。それは 素晴らしい場所に行きたがっている心が。活躍したいエネルギーが。輝きたい感性が・・あなたを責めているのである。「素晴らしい人生を生きたいのになぜ挑戦してくれないんだ!」と 心があなたに怒っている声が聞こえるか?本当の自分、活躍したい仕事につきたいなら、その夢を掲げて。誇りを持って 高く掲げて。行動するべきなのである。
「本当の自分は こんなんじゃない」
いくら口でそう言っていても 行動しないなら「何も考えていない人と変わらない」目標を掲げて進まないのなら、難破船と同じなのである。荒波に揉まれて いろんな勧誘、誘惑に惑わされているうち大破し、無人島に打ち上げられるか、海の底。こんな場所へ来るはずじゃなかったのに、いつの間に? とならないよう、嵐の海の灯台となるのが 紙の右上に書いた BIG DREAM だ。

さて。
夢が叶う日付を書き込んだら、その下に 詳細情報も書き込む。夢が叶ったら、どうなっているか?
年収、住む場所、付き合う人、着る服、働く姿、移動手段などなど・・
具体的であればあるほど 夢の輪郭が見えてくる。
そして、その夢が叶った際の印象的なシーンの画像、映像、イラスト、イメージ落書きなど。それを見ているだけでワクワクするものを揃えて身近に置いておく。いつでもそれを取り出して眺め 決意を強くするためだ。
Starting Line(今いる位置を認識せよ)
次にすることは、「自分の現在位置を知る」こと。
ところが。
人は、なかなか「自分の現状を正確に把握してはいない」
バイアスがかかる。友人と自分を比較しても、「他人の欠点は気がつくけれど 自分の ヤラカシ には気がつかない」ものだ。だから 自分が評価する自分と、他人が自分に下す評価に乖離が生まれる。
「あいつよりは自分の方が仕事が出来る」と思っているのに他人はそう思っていない。だいたい30%ぐらい自分に甘い評価をするのが人間だ。
では どうやって今の自分の実像を掴むのか?
周りを見ろ、と言いたい。類は友を呼ぶ。今 自分が囲まれている人たちが だいたいの自分の実力だ。今付き合っている「友人」「知人」「恋人」などの平均値があなたの実像だと認識しよう。それが現実。
もし嫌だと思っても 受け入れよう。人は鏡。実力の似たような人がそばにいる。その立ち位置、環境、知識、経済状態、コネクションからのスタートである。

先ほど 大きめの紙の 右上端に BIG DREAM 大きな目標 を書いた。それが叶う日付と、詳細情報も書き込んであるよね?
そうしたら次は、紙の左下に Starting Line もしくは スタート などの 始まりを意味する言葉を書こう。
それから今日の日付と、今の自分の状況ーー
つまり 住んでいる場所、年収、人間関係、仕事 などについて詳細に書き込む。
この「今の現実」と夢までの距離を測り、どうやって実現させるかの計画を練るのだ。
Halfway Point
BIG DREAM と Starting Line の詳細を書き込んだら その2つを 線で結ぶ。
そして、その中間地点に Halfway Point と書いてみよう。ちょうど真ん中へん だから、ここまでにどんな状況になっているかを書くのである。。
BIG DREAM を実現させるのに、その中間地点では このぐらいのことを達成していないとダメだろう、という感じで 中間目標 Halfway Point を設定するのだ。
Passing Point
BIG DREAM、Starting Line、Halfway Point を設定し 大まかな設計図の背骨が決まった。さらに 夢を現実に引き寄せるため いくつかの超えるべきハードルーー つまり「通過点」Passing Point を設定する。
Passing Point を設定するコツは、Halfway Point を基準にして考える。
Starting Line から Halfway Point に到達するポイントを さらに半分にして、そこからまた半分の目標を設定する。次に Halfway Point から BIG DREAM(Life Work)に到達するポイントを さらに半分にして、そこからまた半分の目標を設定する。こうして、幾つもの Passing Point(通過点)が描かれた地図が完成する。そうすると ようやく現実と夢までのロードが繋がるのだ。
1年間の地図「Fulfill Dream Map」
BIG DREAM や Life Work と呼ばれる 大きな目標。見果てぬ夢に辿り着く「地図の描き方」は理解して貰えたと思う。
しかし「大きな夢」は実現するまでに時間がかかるので、ひとまず横に置いておいてーー
というか BIG DREAM は壁に貼り付けて眺め、忘れないようにしておくとして。大事なのは 一年で叶うぐらいの夢。リアルに手が届きそうな夢の地図を作ることである。
BIG DREAM を最初に作ったのは「1年間で叶える夢の先にある目標を明確にしておく」ためだ。この夢のために、今年はこのリアルな目標、夢を達成する。と常に自分を見失わず走るために BIG DREAM MAP を作った。
次はいよいよ 1年間の地図「Fulfill Dream Map」を作成しよう。
何度も言っているが、人は「遠い夢だとなかなか本気になれない」
だから デカイことばかり言って ぼんやり生きる人が多いんだ。
大きな夢を見るのはいい。その地図も作った。だから今度は 身近な、今にも叶いそうな、「ワクワクドキドキ」ヒリヒリする「1年間で叶うぐらいの夢の地図」を作成するのだ。
This year, definitely come true Dream
BIG DREAM(Life Work)を設定した時と同じように、「今年、必ず叶える夢」の地図も
大きめの紙を用意して、紙の右上に 「今年、必ず叶える夢」目標を書き込むのだ。
そして、その夢が叶う日付けも入れよう。これは「BIG DREAM」の時のように アバウトではなく、何月 何日 と具体的な日付を書き込もう。一年後の 何月 何日 に この夢は成就する。必ず! と誓いを込めて日付を書き込むのだ。実現の日にちが実際にはズレたとしても構わないが、日付けよりも前倒しで実現するなら OK。しかし予定が遅れることは極力避けよう。自分との誓いだから。必ず「その日までに達成する」というのが習慣になれば「成功習慣」が身に付く。
この 日付の感覚 は、何度も実戦するうちに精度が増していく。「このぐらいの夢なら この期間内には達成できる」とわかるようになる。すると「夢はもう 妄想ではなく、計画して手に入れるもの」という体質が出来上がる。
これが 成功体質 である。
こうなれば 生活も人間関係も仕事もお金も。理想に近づく。
さぁ、1年間の地図も完成させよう。
左下に 「自分の現在位置」Starting Line を書き込み 今日の日付を入れ、今のあなたの現状、現実を詳細に書き込む。
そうして 現状と右上の「夢」との距離を測りながら Halfway Point を設定し、さらに細かく Passing Point(通過点)を設定してゆく。
こうして あなたの向かうべき道、方向、夢が明確になる。すると、次にやるべきことは
dream-medical-record 習慣化
である。地図を見ながら「毎日をどう生きるか」細かい設定をしていく。
詳細は次の記事へ進めばわかる。
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